色川 健美 色川 健美 アナログ・デバイセズ

スイッチング電源の設計においてはノイズに対する考慮が常に必要となり、機器設計者が製品試作後に頭を悩ませる大きな要因の一つであります。近年では小型化のため、より高周波スイッチングへのトレンドが進んだり、機器の大電力化に伴い、全体の設計課題のうちノイズ対策に占める割合はさらに支配的になりつつあります。これらの要求に応えるべく、ICメーカーでも古くからノイズ抑制技術の開発に取り組んできました。

このセッションでは、デバイス側の視点で見たときのこれまでの手法とそれらの長所・短所、および新しいテクノロジー"Silent Switcher®(サイレント・スイッチャ)"を紹介します。本内容は、皆様の今後の機器開発におけるデバイス選定や設計の一助になると感じています。

  • ノイズの基本的な発生メカニズム
  • これまでのノイズ抑制技術
  • ホットループの概念
  • Silent Switcherテクノロジー